こちらは2018年5月9日にOmiseGOが発表したロードマップの日本語訳をしたページです。
こちらの公式サイトの文章を日本語訳致しました。
以下ロードマップ日本語訳
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※図中で横並びになっているマイルストーンは同時に行われるという意味ではありません。
今回、開発進捗、達成されるマイルストーンおよびOMGネットワークに導入される新機能としてのロードマップが更新されます。
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トークンセール
2017年第二四半期に完了
OmiseGOは2500万ドルをICOにて調達した。
エアードロップ
2017年第三四半期に完了
OMGの総供給量のうち5%がブロック3988888にて、すべての0.1ETH以上を保持するETHアドレスにエアードロップされた。
※このマイルストーンは2017年9月に完了しました。外部の取引所やウォレット提供者がOMGをAirDropすることがあります。もしくは、Cosmos分散型取引所のスプーンのように、OMG保持者に対して他のトークンがエアードロップされる場合があります。ただし、今後OmiseGOによってOMGトークンがエアードロップされることはありません。
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分散型取引所(DEx)インフラストラクチャ
OMGネットワークにおけるDExは、通貨不可知論者がすべての組み込みされたウォレット間でのアセット取引を可能にするバックエンドインフラストラクチャです。
我々はCosmos DExの進捗についての最新情報提供を続けますが、OMGコアロードマップ上でHonte(本手)もしくはCosmos DExに関連したマイルストーンを含めることはありません。
Cosmos DExのタイムラインはCosmos自身の開発に大きく依存してしまうためです。
Tendermint DEx (本手)
OMGロードマップ上から消去 – Cosmos DExへのスプーン
本手は十分な処理量、Plasmaが研究段階にある間のOMGネットワークへ早期導入するためのPoSを提供するために開発されたTendermint構造でした。
この投稿で告知したとおり、Plasmaが想定よりも早く進行していることを受け、当初の本手を止め、Plasmaに集中することを決めました。すべての研究、コードに関してはGithubにて、研究利用のみでの利用が可能です。
Cosmos DEx
今後のOMGロードマップから削除
OMGトークンはCosmos hubが開始直後にスプーンされます。すべての残高のスナップショットが決められたブロック高に応じて取られ、OMGを保持する全てのアドレスに対してCosmos DExステーキングトークンが付与されます(ATOMと混合しないようにしてください。Cosmos DExには別のトークンがあります)。スナップショット告知の前には最低でも2週間の期間を設けます。
Cosmos上でパラレルDExを築くために、Cosmosチームと連携を取っていきます。Cosmos DExはTendermint PoS構造を利用します。Cosmos上でどのようにステーキングが機能するかについては、https://riot.im/app/#/room/#cosmos_validators:matrix.orgで学ぶことができます。
保管を持たないPlasma DEx
進行中 – 2018年第四四半期予定
分散型取引所の導入は2段階に分かれます。この段階では注文マッチングを提供するために集権型サービスを保持しますが、利用ユーザーは、OMG Plasmaチェーン上で、保管を持たない注文の合意と共に資産を保護することができます。ETHとERC20通貨を含めた複数の通貨が採用されます。
Plasma上での完全DEx
近日予定 – 未定
第二の段階では、取引所における板と注文のマッチングをPlasmaチェーン上と注文マッチングの過程を非中央集権化することによって完全に非中央集権化します。
追加的な拡張
進行中、準備出来次第実行環境へ
チケットやゲーム内の独自アイテムのような代替不可能なトークンは効率的だというユースケースがあります。利用ユーザーに対して、代替不可能トークンによって以下を含む(例:ERC20)、幅広い機能性をもたせます。
- 代替不可能トークンの取引
- Tesuji(手筋) Plasma内でのメッセージ確認を除去
- 定期決済
- 条件付き決済ー日付、時間の経過や、複数署名の提供による条件を満たした時に実行される決済
- 目隠し注文
- フロントランニング保護
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拡張ブロックチェーン
ブロックチェーンの軌道には、Plasma拡張における進行、PoSコンセンサスとEthereumブロックチェーンへの統合が含まれます。
複雑性増加はリスクの増大につながり、我々が最もシンプルで実現性があるコンセンサスメカニズムであるProof of Authority (PoA)を選んだ理由でもあります。
戦闘で試された土台ができあがれば、PoSと究極完全体のPoSをハイブリッドさせたものに変身します。
PoAチェーン事業者の大半は取引手数料から利益を得ていますが、我々は異なり、OmiseGOに対するネットワークからの利益はステーキングから生まれます。
取引手数料はDDoS攻撃を抑止するために必要(意図的なスパムトランザクションによるネットワークオーバーローディング)ですが、PoA段階における手数料からの収益は、OMGトークン購入に使われ、直後にバーンされる(永遠に流通市場から除去され、結果、総供給量の減少となる)
拡張可能なブロックチェーンの主なマイルストーン:
Plasma MVP
2018年第一四半期提供
初となるPlasmaの実用最小限の製品(MVP)の技術的仕様書が2018年1月に告知されます。Proof of Concept (PoC)が作成され、繰り返し処理されます。
Plasma Cash
進行中
Plasma Cashは2018年3月に提出されたPlasma構造で、代替可能アセットをルートチェーン上で独自通貨に変えることができる。以下によってセキュリティ性と有用性を高める。
- 運営者による不正通貨作成の可能性を排除する
- 時間制限の減少および
- Plasmaチェーン全体ではなく、ユーザー自身のアセットの監視のみを必要とする
最初のPlasma導入(手筋)
進行中 – 2018年第三四半期予定
Plasmaの最初の導入によって以下が可能になります。
- Proof-of-authority (PoA)コンセンサスを事業者としてのOmiseGOと共に
- Ethereumの安全性のための出口
- CLIによるチャイルドチェーン監視
- アトミックスワップの採用
- ETHとERC20の採用
ハイブリッドPoS
近日予定
このマイルストーンはステーキングの開始をする。検証者及び事業者(OmiseGO)はPlasmaチェーンブロックの検証と作成の責任を共有する。
完全PoS
近日予定
完全PoSでは、事業者は除去され、ステーカーはブロック生成と検証に対してすべての責任を持つ。
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アプリケーションインターフェース(eウォレットSDK)
無料で、オープンソースのeウォレットソフトウェア開発キット(SDK)は途切れなくOMGネットワークにオンラインアセットを取引を必要とする人たちに、それを可能にします。
SDKは繰り返し改善を予想されて作られています。ベータと1.0リリース上では、準備が出来次第実行環境に移します。
eウォレットSDKのコードはGitHub上で確認できます。
味(入出金サポート及びアクセスポイント)はそれぞれ別のマイルストーンとして考えられており、プロダクトデザイン、開発への質問だけではなく、導入者やパートナー、既存のOmiseのフロントエンドオペレーションとのコラボレーションを必要とします。
eウォレットSDKの主なマイルストーン:
Fuseki(布石) ー eウォレットSDKベータ版
2018年第一四半期提供¥
布石はユーザーへの第一ステップとしての基本機能が動作するeウォレットSDKです。
布石で提供されるのは
- eウォレット提供者に向けたサーバーおよびクライアントSDK
- トークンを使ったトランザクションを発行、施行するために使われるローカルデータベース台帳
- SDKを使って作られたモバイルショッピングアプリケーションの動作デモ版
Sente(先手) ー eウォレットSDK 1.0リリース
進行中ー2018年第二四半期予定
先手はSDKの実行完了が準備できたことを意味し、ウォレット提供者が実稼働するアプリをつくり始めることができることを意味します。
引き続きウォレット提供者が支払いの解決策を柔軟に改善したり、追加、カスタマイズできるようにするために機能追加を行っていきます。
我々は管理ダッシュボード画面の再デザインとユーザー間でのP2P決済を可能にするトランザクションリクエストフロー(QRコード)も含めたベータ版eウォレットSDKを利用するユーザーからのフィードバックを取り入れます。
これらの改善が施行され次第、ベータ段階を脱出します。ベータ版が終わっても、オープンソースで誰でも無料で使えるままにします。
開発中の追加機能:
進行中、準備出来次第実行環境に移動
相互接続性
- プライベートコントラクト(eウォレットからe ウォレットに直接接続)
- 最終取引所デザイン(内部及び相互のウォレット)
ブロックチェーン統合
- Ethereum統合
- 鍵管理
- 保護設定
- Plasma統合
預入/引出(味)
進行中ー2018年第四四半期
マイルストーンの「味」はeウォレットSDKプラグインを通じて入出金機能を可能にします。
ユーザーは現金、デビット、クレジットなどのフィアット通貨を彼らのウォレットに入出金することを可能にします。
Omise Payment Gatewayは我々のSDKライブラリを使ってeウォレットを作ったパートナーに対してデビットおよびクレジット取引をサポートすることができます。
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取引所子会社
潤がStrategy vol. 02に概要を載せたように、Omise(OmiseGOとは別の決済会社)は取引所プラットフォームのフロントエンドネットワークを築く新たな子会社をつくります。
この努力はOmiseGOのチーム個人とOMGトークンセール以外からの資金によって達成されます。
まずはじめのステップとして、現在進行中の集権型取引所の取得です。この取引所のネットワークは以下によってOMGネットワークの向上のために使われます。
- ユーザーウォレットから入出金のサポート
- OMGネットワーク上のDEx層の流動性補助
- ステーカーが検証するための初期トランザクション出来高の作成
- オーダーブックマッチングのような様々な機能をDExに備える
天元(ゴール)
マイルストーン「天元」は、OMGのネットワークが十分な秒間トランザクション、既存の金融機関と競争できるようになり、入出金機能と異なるブロックチェーン同士でも相互交換し合える分散型取引所をサポートしたときのゲーム終了のマイルストーンです。
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