2018年特に期待されている仮想通貨として名高いOMG(OmiseGO/オミセゴー)。
名前が非常にユニークなためICOでもかなり有名になりましたね。
今回は我らがOMGについて初心者の方でも5分でわかるように解説していきます!OmiseGOGOGOGO!。
目次
OmiseGO(オミセゴー)とは?
OmiseGOは2013年にタイで設立されたOmiseが開発した決済プラットフォームのことです。
OmiseGOの親会社であるOmiseは日本・タイ・シンガポール・インドネシアなどに拠点を持つ決済プラットフォームを開発・提供する会社です。
Omise代表の長谷川潤氏
繰り返しになりますが、このOmiseGO(オミセゴー)という名前からもわかるとおりOmiseの代表をされているのは日本人です。
長谷川潤さんといい、モデルの長谷川潤さんと同じ名前ですね。

あまり知られていませんが、長谷川潤氏はあのFacebookよりもいち早くライフログサービス(日常を記録するデジタルサービス)を初めたり、日本でクーポンサービスを初めてそれを大手カフェチェ−ンに売却したりとバイタリティの溢れる方です。
その長谷川氏が元々タイで10年ほど仕事をしていたことがあり
「これから東南アジアはくる」とこれまでの経験から感じ、タイでこの事業を始めようと決めたそうです。
ちなみに長谷川氏は
- Forbes(世界的経済誌のこと)のThailand版で「Fintech rockstars(フィンテックロックスター)」として特集される
- 2017年にタイの首相から「Digital startup of the year」に表彰される
- 2017年にはForbes Japanにて起業家ランキングTop10に入る(2018年も)
このように世界的にも実力が認められている起業家です。
同じ日本人として勝手に誇りに思ってしまいます。
長谷川氏についてより気になる方はこちらの記事を見てください!
OmiseGO(オミセゴー)が目指しているもの
ここからは通貨について解説していきます。
「OmiseGOは何をするためのものなのか?」それは一言で言ってしまうと
”決済をより楽にする通貨”
といえます。
OmiseGOで決済をよりスムーズに
というのも長谷川氏がタイでこの事業を始めたことも関係していますが、タイや東南アジア圏の国では銀行口座やクレジットカードをもっていない人が多数います。
ちなみに割合でいくと金融機関口座を70%ほどがもっておらず、口座を持っている前提じゃないと作れないクレジットカードはそれ以上の人がもっていません。

この銀行口座を持っていない人のことを「アンバンクト」と言います。
一方でスマホを持っているアンバンクトは沢山います。
また今の現状、多くの店舗で既存の金融機関・企業が提供している決済の方法しかできず、つまりこれは決済手段が限定されてしまうという問題があります。
そこでOmiseは考えました。
”口座やクレカを持っていないけどスマホを持っている人達多いから、その人たちがスムーズにお金のやりとり(支払い・送金)をできるような仕組みがあったら便利なんじゃないか?”

と考えて生まれたのがこのOmiseGOなのです。
そのため様々な通貨(仮想通貨はもちろん法定通貨も)のハブ(仲介役のようなイメージ)になって他の通貨と他の通貨を繋ぐ役割になることが期待されています。
他通貨同士の決済が楽に
OmiseGOは他の通貨をつなぐハブのような存在になるとは具体的にどういうことなのか。
一つ例をあげると
スマホにBTCが入っているとしたらそれをOmiseアプリの入っている店舗で決済。
するとOMGチェーン上で勝手に別の通貨に変換され、お店側にはUSDでお金が入るようになるというイメージです。(BTC⇒USDが簡単にできる!)

OmiseGOの特徴
決済を全てブロックチェーン上で管理
先程も述べたことの繰り返しになりますがOmiseGOは他の通貨と他の通貨の仲介役を担う通貨になります。
これは国や法定通貨の境目なく使用することが可能になり、そうなったらお金・価値のやりとりが非常に楽になります。
Ethereumを利用している
OmiseGOの一番の特徴としては「Ethereumのブロックチェーンを利用している」ことです。
通常、異なる通貨で決済する場合は様々なチェーンでやりとりする必要があり、それをやると非常に手間になります。
しかし、Ethereumのブロックチェーンを使うことで余計な手数料、手間を省くことができます。
OmiseGOの将来性とは?
提携企業
OmiseGOがすごいのが提携している企業の顔ぶれです。公式ページに記載されていますが日本人であれば誰でも知っている企業の名前がいくつかあります。
これはOmiseGO、Omise、そして長谷川氏への信頼を表す重要な指標だと思っています。
SBIホールディングスやSMBCグループなどは日本人であれば知らない人はいないですよね。

導入実績
タイでは既にOmiseの決済サービスを導入している企業が多数存在しています。
ICO終了後「McDonald’s Thailand」と提携したのは大きく話題になりました。

公的機関との提携
タイの金融庁との協力を2018年2月に発表しました。
公の機関を巻き込んだプロジェクトは仮想通貨の世界でもそこまで多くはありませんよね。
国も目を付けるほどのプロジェクトであることが伺えます。
Omiseはタイ政府機関のETDAとブロックチェーンを活用した国民IDの開発に関して合意を結びました!
今後もブロックチェーンを活用したプロジェクトに数多く取り組んで参ります!#OmiseGO #ブロックチェーン #イーサリアム https://t.co/tZah6tEuu6 pic.twitter.com/XM25F8rjKs— Omise Japan (@OmiseJapan) February 19, 2018
新韓カードとの連携
こちらは韓国の大手、新韓カードとの連携です。
新韓カードは新韓金融グループの子会社であり、新韓グループは韓国第2位の銀行です。
この発表は今後のOmiseGOとEthereumにとって大きな意味があると考えれています。
Omiseは韓国最大手カード会社の新韓カードとMoUを締結いたしました!
日経新聞にて記事を掲載していただいたのでぜひご一読ください!#Omise #フィンテック #ブロックチェーン https://t.co/sY4X2Zh7bR— Omise Japan (@OmiseJapan) April 9, 2018
アドバイザーメンバーが豪華

アドバイザーとしてEthereumの創業者Vitalik(ヴィタリック)氏が入っています。
以前彼の発言によってOmiseGOの価格が大きく高騰したことがありました。
更に
- Ethereumの共同開発者であるDr. Gavin Wood氏
- 今後の可能性に期待されているライトニングネットワーク(取引をスムーズにするもの)を開発したJoseph Poon氏
のような非常に能力の高いメンバーが集まっているのもOmiseGOの大きな特徴です。
まとめ
以上OmiseGOについて簡単に説明してきましたが、どうでしたか?
2018年5月に現在は仮想通貨全体の下落に伴って価格も下げてはいますがそれはOmiseGOの長期的なプロジェクトを考えると大きな影響はないと思います。
今後のOmiseGOに期待です!
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